お天気の良い日が続いたので、今年も雛人形を飾りました✨
我が家の雛人形は古今雛、明和年間(1768ー71)に作られたお雛様のモデルのようで、男雛は足裏合わせた楽座、女雛は正座をしています。
正座、、、
日本人の私達にとっての正座は、凛々しく、背筋がスッと伸びて正しい姿勢、礼儀正しいイメージがありますよね。そしてそれは遥か昔、奈良飛鳥時代あたりから続けられてきたのでは~って思ってました、私(^^;
しかし、正座は意外と新しい座法で、庶民に広がったのは明治時代以降だと言われています。剣道、柔道、空手、合気道などの武道、茶道、書道、華道、香道などの文芸に、正座が取り入れられる以前は、位の高い女性であっても、立て膝や胡座が主流だったようです。
正座は交感神経の緊張を高め、集中力を増すものであって、決してリラックスするものではありません。 背筋が伸び、内臓への血液循環が高まり、消化機能が高まる、股関節、膝関節、足関節の可動域が広がる、、、様々なメリットもありますが、長時間の正座は筋肉や関節を圧迫し、血液やリンパの流れを阻害してしまい、膝関節症を起こす可能性もあるのです、、、
生活の中で、長時間同じ座法で座らないのが一番かと私は思います。
皆さんの雛人形も、どんな座り方をしているか、確認してみて下さいね!有職雛、古今東雛以降、明治、大正、昭和、、、と正座をしている雛人形が時代と共に増えてきたようです。
参考文献「正座と日本人」丁宗鐵 2022/02/18