こんにちは。
今回は業界の変化について少し書いていきたいと思います。
現役を引退した方が様々な場所で演技や声優に関するレッスンをされていますが
その中で私は、鵜呑みにして欲しくない情報があると思っています。
それは「現場での対応」。
演技の根本は時代を経ても変わりませんが、現場は常に世の中の変化に対応して変わっていきます。
コロナ禍を機にスタジオでは個別収録や仕切りの導入、場合によってはマネージャーの立ち入りがNGになりました。
またコンプライアンスやハラスメント防止が業界内でも一層注目されるようになり、役者の立ち回り方も変化しています。
それらを理解しておくことは大切で、事務所側も、役者が問題を起こさない人間性を持っているかどうか見ています。
しかし残念ながら、長く業界から離れてしまった講師の中には
「昔ながらの立ち回り方」を、当たり前のように生徒に教える場合があります。
そんな時は、話を鵜呑みにせず
「そんな方法が許されていた時代もあったのだな…」
と、思うようにしてください。
過去の時代の方法で行動してしまったために、傷ついている方が私の周囲でも少なからずいます。
少しでも皆さんが、これからの業界を素敵なものにしていけるよう
行動についても共に学んでいっていただけたら幸いです。